【第1回 ふじさんぽ】altoyoといえば、汐汲坂

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中区在住2年目 altoyoスタッフによる横浜散歩のあれやこれや。

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自己紹介

はじめまして。altoyo最年長ルーキー ふじたです。
今回から店舗スタッフの一員として文章を書かせて頂くことになりました。題して「ふじさんぽ」。
ご察しの通り、あの「じゅん散歩」からもじりました。子供の頃から大好きな御大のテキトー加減に習いつつ、日々の横浜散歩(たまにはちょっとはずれまで)を記してみたいと思います。
軽い気持ちでお付き合いいただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

altoyoといえば、汐汲坂

記念すべき第1回は、altoyoが建つ急坂「汐汲坂」をご紹介したいと思います。(まさかの初回から ふじさんぽ<ブラフジタ!)
初めて目にした時、恥ずかしながらすぐにはその読み方がわからなかった汐汲坂(しおくみざか)。お店にいらしていただいたことのある方はご存知の通り、超ーーー絶、急坂なのです。
坂の入口(まだ平地)にはステキな飲食店やショップがあるので、「あら〜良い感じの通りだわ〜楽しそう〜」となっている方をよく見かけます。そしてそのほとんどが、坂の入口のお店が終わるあたりで足が止まり、その後Uターン。

「ちょいちょい!お楽しみはこれからですよ‼️もっと上まで上がっておくれ〜!」という思いも虚しくすれ違う、涙涙の汐汲坂…ぐすん。

しかし街ゆく人が躊躇するのもよーーくわかります。なんせ汐汲坂の急っぷりは、この辺りに数ある坂道のなかでもピカイチなのです。

【マメ知識】坂道というのは傾斜角度45°=勾配100%という表記になるそうで、日本一の急坂は斜度20°/勾配37%の大阪にある暗峠(くらがりとうげ)。我らが汐汲坂は斜度10〜11°/勾配は約20%になり、数値的にも結構な激坂だそうです。(ふじた調べ)

altoyoへ辿り着くにはこの斜度11°の坂を制覇せねば…ということで、器との運命の出会いを求めいざ出発!
上り始めてすぐ左右に現れるのは元町幼稚園。そこにはかつて横浜高等女学校があり、あの“山月記”で有名な作家 中島敦が教鞭をとっていたそう。幼稚園の柵にはそのことを記した解説看板が、園の中には文学碑が建っているようです。

幼稚園を過ぎ徐々に足取りが重くなり始める頃、視線の先には豊かな緑と雰囲気のある家々が見えて来ます。どことなく漂うスタジオジブリ感。それもそのはず、ジブリアニメの“コクリコ坂から”は元町や山手の風景をモチーフにしたと言われています。
坂の途中から振り返り見る空の爽やかさと開放感は、この景色も物語の世界と繋がってるんだな…なんてちょっぴりロマンチックな気持ちにさせてくれます。

とはいえ結構息も上がってきたしそろそろ休みたい…と思うタイミングで左手にご近所の美容院と古着屋さん、右手に白木の壁と手描きの黒板が見えて来たらそこがゴールのaltoyoです。いらっしゃいませ!

今回ご紹介した汐汲坂は、元町商店街にある伊東屋さんの角を曲がった先からスタートします。その伊東屋さんでは、「汐汲坂」という名の万年筆用インクをその場でカクテルのように混ぜて作ってくれるそう。なんて小粋な坂土産!
また、坂を上りきった丘の上の通りは山手の洋館や港の見える丘公園へと続いています。汐汲坂の傾斜と風景を体感しつつaltoyoでゆっくり一息ついたあとは、丘の上の名所探訪をしてみてはいかがでしょうか。
暑い夏のあいだ、クーラーで店内を冷やしてお待ちしています!

今日の1曲

手嶌葵「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」

ふじさんぽ後記

◉ちびまる子ちゃんに出てくる「登山は後ろ向きで歩いて上るとしんどくない」というのを汐汲坂で実践してみましたが、足の裏と腱の角度に違和感を覚え10歩くらいでやめました。まっすぐ前を向いて上るが吉。

◉雨の日の帰り道、坂の途中のマンホールで思いっきり滑って転びました…。雨の日に汐汲坂を上り下りする際は必ずマンホールを避けるように、どうぞお気をつけください。

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