【第3回 ふじさんぽ】「ザ・シンボル!」

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中区在住2年目 altoyoスタッフによる横浜散歩のあれやこれや。

目次

「ザ・シンボル!」

どうも、altoyo最年長ルーキー ふじたです。本年もどうぞよろしくお願い致します。

新年初投稿は、横浜元町からちょっと足を延ばして行ってみよう企画第1弾!ハマ界隈の珍百景的スポットへご案内します。

某球団で働いている大学時代の友人と久しぶりに再会した際、「本牧埠頭にたまに行くんだけどすごく良いんだよ〜」と教えてもらい調べてみると、なにやらおもしろそうな場所。早速ドライブがてら行ってみることに。

大型トラックばかりが行き交い、いかにも港の倉庫街といった雰囲気の大通りを突き進み、背の高い防波堤沿いを走ること数分。
駐車場に車を停めて外に出ると、視線の先の小高い丘の上にSF映画のセットのような建物が!
ここからじゃ一体それが何なのかよくわからないけれど、青空を背に真っ白に発光し聳え立つ姿がとにかくカッコいい!
しばし興奮冷めやらず写真をパシャパシャ。目の前に広がっている光景も嘘のようですが、写真で見るとますます作り物のような謎の佇まい。

この不思議で圧倒的な存在感の建物、これが今回ご紹介する「横浜港シンボルタワー」です。

ひとしきり大盛り上がりしたあと近づいてみることに。
謎の建物まではまっすぐに道が伸び、左右にはまん丸に刈り込まれた絵文字のような木々。「あの建物へ誘うためのムード作りが完璧すぎる!」と心の中で呟きながら、緑のまあるい丘を上りいよいよ本丸の麓に到着。

丘の上でこちらを見下ろしているのは、未知の空間へと誘う中央階段とそれをぐるりと囲む宇宙ステーションのような回廊。その中心ですっくと空に伸びる塔、上部には明滅するFの文字。
全てが完璧なシンメトリー!そのなかで刻まれる真っ白な面とくっきりと落ちる陰影のコントラスト。堂々たる大きさに昔の近未来映画を思い起こさせるフィクション感も満載、カッコ良すぎるー!

【マメ知識】このシンボルタワーは、横浜港を出入りする船が安全に行き来できるように情報や信号を送るために建てられた船舶通航信号所で、塔の高さは48.19m、地上36.5mには展望台もあり、地下にある本牧船舶通航信号所から情報や信号を送っている立派なハマの番人なのです。(ふじた調べ)

チューブ状の回廊は展望ラウンジになっていて、横浜港を行き交う船やベイブリッジ、大黒ふ頭を一望できます。陸地側はたくさんのクレーンとコンテナが積み重なったターミナルで、働くキリンも見られたりと重機好きにもおすすめです。

展望ラウンジを回ったあとはいよいよ塔の中へ。
螺旋階段をぐるぐる上り、途中に掲げられている手書きの注意看板も堪能しつつ展望室まで到着。
先程の展望ラウンジで見た景色よりぐんと高所になるので、どこまでも広がる空と海が遠く水平線まで見渡せます。
巨大なはずのコンテナ船が小さく見えたり、紺碧の大海原の広大さと豊かさに圧倒され、ただひたすらぼーっと見入ってしまいました。

場所を変えて下を見ると、塔に上がって来た入口側にはまさかのヨーロッパの宮殿庭園のような、かなりデザインされた庭が広がっていました。なかなか人も少ない場所なのに、こんなに手入れされた庭が作られているとは・・・。
真夏に行った時は芝生に寝っ転がって体を焼いている人やピクニックをしているファミリーも見受けられ、何とも長閑で平和な光景が広がっていました。

タワーを味わい尽くし帰路に着く前に、駐車場近くにある休憩所と称したフリースペースにも寄ってみました。
そこではシンボルタワー土産も売っていて、「…とはいえスタッフさん誰もいないヨ⁉️」となりますが、事務所の扉をノックすると係のおじさんが登場するのでご安心を。

全てのスケール感で圧倒的に魅了してくる不思議な場所、そしていろんな意味で強いこだわりを感じるシンボルタワー。すっかり気に入ってしまったので、ふじた的ハマの珍百景に大認定です!

シンボルタワーへは、元町近くの本町通りからバスに乗る方法があります。ただし1日に数本の行き来なので、行かれる際はバスの時間を調べて行くことが必須です(シンボルタワーのオフィシャルサイトにバスの時刻表が載っています)。
変わりだねハマ散歩として、はたまた建物好きな方にもおすすめのシンボルタワー。ぜひお天気の良い日に訪れてみてください!

今日の1曲

銀河鉄道の夜(オリジナルサウンドトラック)より「メインタイトル」細野晴臣

ふじさんぽ後記

気候の良い時季には芝生でピクニックや読書を楽しみ、夏や冬には空と海の色の違いや自然の力強さを感じたり。
タワーと景色以外は特に何もない場所ですが、たまにはそんな場所でぼーっと息抜きするのもいいものです。
ちなみに真夏に自転車で行った時は、防波堤の距離が思いのほか長く自転車をいくら漕いでも着かないので、シンボルタワーが蜃気楼のようでした。

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