【第4回ふじさんぽ】地産地消のやさしさよ

2023 3/05

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中区在住2年目 altoyoスタッフによる横浜散歩のあれやこれや。

地産地消のやさしさよ

どうも、altoyo最年長ルーキーふじたです。
今回は、横浜元町産「はちみつ」のお話。

昨夏のある日、「アメリカ山公園で天然はちみつの量り売り販売をします」というネットの記事を見かけました。
「お？」と思い調べてみると、元町中華街駅と直結したアメリカ山公園内でミツバチを育てていて、その蜂から採れるはちみつを販売しているとのこと。

元々「はちみつだ〜いすき！」というわけではないのですが、ここ数年、地場野菜や農家さんの名前が入った野菜を物色するのが楽しみなので、その延長で「地元で採れるはちみつとは…」と興味深々、販売日に行ってみることに。(楽しみにしすぎてまさかの1週間前に行ってしまい、門前で「来週です」と言われ出直しました笑)

その日は8/19、なんと“はち育”の日！こういう語呂合わせしてくる感じも良いです、好物です。
会場は、元町中華街駅の上にあるアメリカ山公園3階の管理事務局。一体どんな感じなのか、行列が出来たり午後には売り切れちゃったりするのか…？と思い、仕事前の朝イチで向かったところ、先客は2名ほど。

ほうほう、わりとのんびりな感じね…と近付くと、入口には公園での養蜂の様子が記されたパネルやクイズが貼られていたり、なんともほっこりしたムード。

【マメ知識】アメリカ山公園では2013年からみつばちを育てていて、みつばちの行動範囲(半径約2～3km)内に咲く花から集めた蜜で出来たはちみつを販売。地域の植生や花の種類・季節によって味が異なるため「味覚」を通じて地域のみどりをより身近に実感でき、地産地消をコンセプトとした“はち育”と名付けたプロジェクトを行なっているそうです。(ふじた調べ)

優しい雰囲気のスタッフさんに促され事務所内に入ると、カウンター横にははちみつが入った樽が2つ。
ひとつは春に採れたはちみつ、もうひとつは夏のはちみつだそうで、春と夏の違いを聞くと「春の方がいろんなお花の蜜を吸っているので華やかな風味がします」とのこと。(これを百花蜜と言うそうです)
はちみつ(1gあたり7円)は家から持参した容器に入れてくれるので、「どちらを何グラムにしますか？」と聞かれ、たまたま瓶を2つ用意していたのでそれぞれに150gずつ入れてもらうことにしました。

樽についているレバーが開けられ、オレンジ色でツヤツヤのはちみつがトロ〜っと落ちてゆく、なんとものんびりした時間。じーっと見つめながら「どんな味かな〜、ホットケーキにかけようか、ハチミツレモンにして飲んでみようか…」と思い巡らせてしばし待ちます。
ひと瓶が終わりもうひとつの樽が開けられると、先ほどとは違いゴールドのような薄黄色のはちみつが。色もこんなに違うのか〜と眺めつつ、入れ終わると “国産・横浜市中区山手町” “春” “夏” と記されたシールが貼られて終了。

そのあと「良かったらクイズラリーもやって行きせんか？」とお誘いを受け、事務所の入口に貼られたクイズにトライ。意外と知らないみつばちに関する○×クイズ(全8問！)で思いのほか苦戦しましたが、なんとか景品をゲット！

お好きなのをどうぞ…と渡されたカゴの中には、かわいい絵ハガキとキレイな布で作られたポプリのセットが。布合わせが可愛くてどれにしようか悩んだポプリは、なんと元町にあるフクゾー洋品店で使われている布のハギレで作られたもの。
地元のお花の蜜を吸ったミツバチが作るはちみつ、そして同じ街のお店の布で作ったポプリとは、なんとも心くすぐられる優しい贈り物でした。

肝心なはちみつは、そのあとaltoyoスタッフうるちゃんがはちみつ大好きとのことでうるちゃんに夏のはちみつを、我が家へは春のはちみつを持って帰りました。
春のはちみつは、スタッフさんが言っていた通りお花の風味がぶわっと感じられる華やかで複雑な味で、今まで食べたはちみつの中でもかなり個性的でおいしかったです。
夏の方はうるちゃんによると「夏らしい爽やかな花の香りと、スッキリとした口当たりで食べやすかったです！さらっと系のはちみつなので、とても軽〜いですよ！」とのことでした。

このアメリカ山公園のはちみつはオンライン販売もあるようですが、毎月数日間、事務局での直接販売をしています。
量り売りの他に、すでに瓶に入ったはちみつ、はちみつアイスやキャンディーの販売、ワークショップなどを行う月もあるようです。

春の訪れと共にお散歩日和も増える3月。気になった方はアメリカ山公園での販売予定をチェックして、屋上庭園や元町散策がてらぜひ行ってみてくださいね。
おうちからキレイな瓶を持って行くこともどうぞお忘れなく！